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 アイマス動画発掘サイト『ニコマスchガイド』

ニコニコ動画のアイドルマスター動画を独自のジャンルとキーワードで検索できる総合カタログサイトです。ログイン不要の再生にも対応。
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ニコニコ動画にある”アイドルマスター”タグ付き動画に付けられたコメントを集計・加工してできた色々(powered by ニコマスchガイド)

アイドルマスタータグ動画20万件突破記念!消えた4万動画の行方
2012年9月13日に、ニコニコ動画の「アイドルマスター」タグが付いた動画が20万件を突破しました。

というわけで、アイマスタグ20万件の軌跡、をお送りしようと思ったのですが、残念ながらそのようなデータは手元になく、今回は趣向を変えまして、ニコマスchガイドが取得した過去含めた全てのアイマスタグ動画24万件から、9月20日時点の20万件の動画の差が、どうなってしまったのか調べてみました。

何分このような集計は初めてなので、長々と前書きがあります。
結果だけはよ、って人は、下にグラフがあるので、スクロールしちゃってください。
でも、これから書くことは、それがどんなデータなのかという説明なので、グラフだけ見てもあんまり意味が無いっていうか、そもそもこのデータ自体意味が無いんじゃないかっていうか・・・そんな感じです。


■そもそも「アイドルマスター」タグが付いた動画って何?


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| ニコマス | 21:30 | comments(1) | trackbacks(0) |
一部の人達のためのクリエイター奨励プログラム(ニコ動)

ニコニコのクリエイター奨励プログラムで現金を得ている件、自分が何を元に懸念を抱いているかというと、アフィリエイトブログですよ。

最初は自分のやりたいことを自分のペースでやっていると。
そこに、アフィリエイト報酬が入る人と、入らない人がいると。
そうなった時に、別にアフィリエイト報酬なんて大したことない、という人が、実際には大半です。
たぶん99%の人はそうです。

でも、一部の幸運な人は、遊びでやっていたことで、数万、数十万が手に入るようになる。

学生にとっての数万、社会人でも自分の給料よりも多い額が入ってくるようになったら、趣味が副業(場合によっては本業)、遊びが仕事になるのは、まあ避けられない。

仕事でやっているんだったらいいんですけれど、アフィリエイト報酬なので、表向きは趣味の延長でやっているように見える。
これも良くない。

結局、好きなことのためにやっている人と、お金のためにやっている人が同じ土俵で見られて、一方でコンテンツは当然お金が掛かっている方が質・量ともに充実してくる。

それは、2ちゃんねるまとめブログやネタニュースサイトなどで、みなさん実感していることだと思います。


最近は2ちゃんねるまとめブログでアフィリエイト報酬を稼いでいるサイトに関しては、だいぶ批判的な声が多い。
でも、利用者はそんなに減っていない(予想)。

虚構新聞については、まだまだ許容する声も多い。

そして、ニコニコ動画。


自分の印象としてはクリエイター奨励プログラムの開始で懸念していた内容よりも、だいぶ大きな問題として出てきた。
架空の話だという声もある。
これが最初にボカロ界隈から出てきたというのが意外だったし、絵師・PV作者が利用される立場として出てきたのも意外でした。

私はボカロ界隈については全然状況を知りません。
作り手と聴き手の一体感が感じられなかったから離れちゃった。
でも、それは作曲者とPV作者でもそうなんだ、という視点が無かった。


自分はアイマスカテで、素材は自由に使ってください、みんなで盛り上がるために企画やりましょう、合作しましょう、っていうのが普通に行われているのをずっと見ていたから、あまりに世界が違いすぎて、正直何が普通で何が良い事、悪い事なのか、この件について判断できません。

ドワンゴの川上会長はね、合作よりも(事前承諾の無い)二次創作、三次創作が推奨なんだってはっきりコメントされていたので、「ああ、そうなんだ。じゃあいいや」と。
https://twitter.com/kawango38/status/206093585349742592


確かに、原作の縛りがない方が作る側も制約が無いし、原作者もいざという時の削除の保障があればいいのかなと思う。
ただ、それが動画コミュニティサイトの目指す方向なのかな、っていう点に、疑問を感じたわけ。

動画コミュニティサイトの理念としては、「自分の作品が多くの人に楽しまれて、それを元に輪ができる」、それがインセンティブになってニコニコ動画も成長する、っていう方向で来たのかと思ったら、それが「自分の作品が多くの人に利用されて、それを元に活動資金が得られる」っていう、お金をインセンティブにしてniconicoも成長する、という事なんだと。

それはね、一つには、合法化を目指していく中で、ニコニコもそう変わってきた、そうならざるをえない、ということなのかもしれません。
先に書いた理由で、それが良い悪いってことは私は判断できませんけれども、ユーザーとしてはその二つを混ぜられるのは、困るんじゃないかと。

ボカロに関しては、やっぱり有名な人、活動資金が豊富な人が、ますます影響力を持つようになるだろうと、そう思います。(でもたぶんだいぶ前(09年頃?)からそうだったんじゃないかな)
そして、アフィリエイトブログと同じように、多くの人はそれで満足すると思います。
でも、ニコニコ動画ってそういうところだっけ?っていう思いが、私個人的にはあります。

ひろゆき氏は、御三家を隔離した際やニコニ広告について、スポットの当っていない作品を目立たせたい、って言っていましたが、結局先の話題元にも指摘されていたように視聴者受けする動画ばかりになってしまって、そうでないものを作ってる人にはメリットがないですよね。
初音ミクやアイマス“以外”を目立たせたい――ニコニ広告の狙い、ひろゆき氏に聞く (1/2) - ITmedia News 初音ミクやアイマス“以外”を目立たせたい――ニコニ広告の狙い、ひろゆき氏に聞く (1/2) - ITmedia News

<追記(記事公開前なんだけど)>
とりあえず、ニコニコ動画Zeroは視聴率を気にするテレビ局と同じように、多くのユーザー(つまり一般人)を集めるコンテンツを優遇していくっていう方向性みたいですよね。(その点についてはZeroプレイヤーの狙い分析と同じ結論ですね)

ニコ生×青土社 なぜ、あのライトノベルが売れるのか!? 〜』の中で、「一般文学の想定読者である一般人って、つまり普段本を読まない人を想定読者にしているという点で、誰を対象にしているのかわからないものを作っている(本を読む人が本当に少なくなっているので)」というような話があったんですが、ニコニコ動画もラノベ(特定のセグメント向け)から一般文学になっちゃいますよ。ええ。

ニコニコもそういう人たちを想定ユーザー(想定新規ユーザー)にし始めた。
</追記>


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| ニコマス | 20:21 | comments(5) | trackbacks(0) |
「アイドルマスター」タグデータ配布のお知らせ
2012年4月よりニコニコ動画の「アイドルマスター」タグ付き動画のデータを自前で収集する体制が整いましたため、勝手ながらサーバー負荷分散のためデータを再配布させていただきます。

取得するのにニコニコ動画のIDが必要な情報は含まれておりません。

データは2種類あります。
更新はツイッター @nicomaschguide でお知らせします。
最新のデータのみを配布します。



http://nicomas.main.jp/imasdata2/imastag.zip
(31MB程度)

ニコニコ動画にログインせずに「アイドルマスター」タグ検索で取得できるデータ。
タブ区切りテキストファイル。文字コードはUTF-8。
改行コードはUNIX形式のため、一部のプログラムでは変換が必要な場合があります。
取得には半日くらいかけているため、同時点の情報ではない点に注意が必要です。

データは以下の順序です。

動画ID
時間
再生数
コメント数
マイリスト数
宣伝(非ログイン状態では取得できないため、全て0です)
投稿時刻(フォーマット例:2008/06/30 01:19)
タイトル(一部の文字は変換されています)
動画説明文



http://nicomas.main.jp/imasdata2/tagdata.zip
(10MB程度)

ニコニコ動画にログインせずに動画情報として取得できるデータより、登録タグデータ。
半角|記号区切りのテキストファイル。文字コードはUTF-8。1行1タグ。(例:10000062|IM@S架空戦記シリーズ)
改行コードはUNIX形式のため、一部のプログラムでは変換が必要な場合があります。
登録タグの情報は過去のデータの累積で、取得時刻は保存されていません。
したがって、先の動画一覧に含まれていない動画が含まれていることがあります。
また、最新の取得時点で付けられていたタグと、削除されていたタグを判別することはできません。
過去取得時点では存在していたが、最新取得時点では削除されているタグを判別できるように、差分ファイルを用意しています。
差分ファイルをパッチ適用すると、最終取得データになります。
ただし、一度取得された動画のタグが再取得されるタイミングは不定期です。

データは以下の順序です。

動画ID(動画の種類を表す2文字は削除されています)
登録タグ(独自のルールにより正規化が行われています)



詳しい情報が必要な方はお問い合わせください。

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| ニコマス | 01:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
アイマスのアイドルの、夢を追い続ける姿に勇気付けられる(アニメの感想と「とのばな」紹介)
JUGEMテーマ:漫画/アニメ


最近アイマスアニメの話が盛り上がってるので、自分も書いておこうかなと。

アニメのテーマは、私は2つのオープニングテーマ曲のタイトル”READY!!”と”CHANGE!!!!”、そして第24話のタイトル”夢”だと思ってて、それがゲームアイマスのテーマにも合致したものなんじゃないかなぁと思います。

注目されやすい他のテーマとして、”家族”があるんだけども、個人的にはそこはあんまりフォーカスしてないと思った。

それよりも、アイドルとしての夢、そして自分としての希望を追い求める姿っていうのが印象的でしたね。

そういう意味で、21話から24話までの流れで、挫折しそうなところで過去の自分を思い起こして再び立ち上がるっていうのが、とても模範的だなぁと。


と言うのが、ツイッターのタイムラインに「増税や経済縮小で日本の若者は将来に希望を持てない」みたいなRTツイートが流れてきて、夢や希望ってそういうものなんだろうか、と思って。

夢や希望は自分の中にあるものであって、そんなことで曲げられるようなことじゃない気がする。

そりゃ経済縮小は現実としてあるかもしれないけども、人の幸せって誰かに与えられるものでもないし、誰かに実現してもらうものでもない、自分のものなんだから。

だから自分の夢は自分で見付けて、自分で叶えなくちゃ。


アイマスアニメを見て、そういう想いを強くしたというか、”夢”・”希望”に対する考え方に影響を受けたというか。


[2012/1/30追記]
そしてプロデューサーはあくまでそれをサポートする存在であって、だからこそああいう描かれ方をしているのだろうなと。

その点では、アニメは私にアイマスをより明確に理解させてくれました。

アイマスは「

Pは夢を与えたり、叶えてあげる存在ではなく、夢を見続けてもらうためにいるのでしょうね。



大枠の自分の感想としてはそんな感じです。



で、もうこれは2期やるしかないでしょう、という話が聞かれるんですけれど、同じテーマで作るのは無理があるし、テーマ無しではぐだぐだになってしまうので、残されたテーマは何かって考えると、”破壊”・”再生”・”戦い”・”和解”あたりかなぁ、と考えて。

そしたらノベマスの某作品がそれをやっているわけですよね。



そう考えると、これはもうアイマスのナンバリングタイトルでいいんじゃないかと。

ま、実際作者自身が投稿者コメントで書いちゃってますけども、そういう意味では見事にやってのけてるなと。

と言うわけで、本年紹介タイトルの中ではこれが一番のおすすめだったんです。



コメントにも「2011ノベマスで旋風を巻き起こしたなあ」などありますが、かなりのもの。

それで、紹介文でも書いたんですが、あんまりネタバレしたくないので内容については触れません。

抜粋した映像部分は初期に明かされる設定と、本編にはあまり関わらなさそうなエピソードだったので、あのシーンにしました。

それと、もちろんアイマスアニメの23,24話を意識しましたよ。

あれだけでも動画1本分になりそうなところなんですが、そんなのが連続して盛り込まれてくる上に、全てが納得のいく展開なので、参りましたと言う他ない。

な〜んてつもりで見ていたら、そこから更にハードルを上げてくるから、もうどうなってしまうのかまるで分からない。

でも、この作者ならやりきってしまうだろうなと。

「とのばな」、アイマスアニメの続編としておすすめです。(って言っちゃっていいのかな?いいよね。

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| ニコマス | 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
HaRuKarnival'10 今年も大成功!来年にも期待
先日でライブ中継風ニコ生企画”HaRuKarnival'10”が終了しました。

HaRuKarnival’10
※キャプチャ画像はタイムシフト視聴とシークを使用しているため、映像とコメントがずれている個所が多数あります。

この放送が特別なところは、動画自体へのコメントよりも、ライブという雰囲気を楽しむコメントが中心を占めていることですね。

HaRuKarnival’10

最終日は4時間でコメント数4万5千となったわけですが、ライブを盛り上げるアナウンス職人、リアルタイムCA職人の方たちなどの活躍もあり、視聴者の皆さんのノリの良いコメントもありで、大いに盛り上がりました。

HaRuKarnival’10
HaRuKarnival’10

その前日に放送された公式生放送『VisualArt's/Key組曲!名曲の数々をノンストップでお届け!(2010/08/28までタイムシフト視聴可能)』は、同様に「Key」の名曲の数々をみんなで聴こうというニコ生ライブ風放送で、こちらは90分で40万コメントでした。

VisualArt’s/Key組曲

こちらにも熱心なファンの方のコメントやCA職人の方たちのコメントが画面いっぱいで、ハルカニのようにライブ感覚の盛り上がりが見られました。

VisualArt’s/Key組曲

違いとしては、VisualArt's/Key組曲は映像が無いため、基本的には曲または作品に関するコメントが多かったことと、視聴者同士の会話がそれほど多くなかったことでしょうか。
また、VisualArt's/Key組曲は運営が積極的に視聴者に話しかけたことで、色コメなどはハルカニより多彩だったと思います。

VisualArt’s/Key組曲

VisualArt’s/Key組曲

昨年の記憶が曖昧ですが、今回のハルカニは運営コメントがほとんどなく、再生動画のテロップも短めで、全体的に視聴者に任せる方向での運営だったのかなと思います。
視聴者のみんなが楽しみ方を分かっているからこそそういう運営が成り立ったんだと思いますが。

HaRuKarnival’10

また、ハルカニはアイドルへのコメントが多い点は、アイマスという作品だからこそだと思いますが、初音ミクで同じような企画をやったらどうなるんでしょうね?

HaRuKarnival’10

2次創作でライブ中継向きの作品でさらに数時間分の動画を用意できるものとなると非常に限られてくるわけで、非常に目の付けどころが良かったんだろうなと思います。
(そういう意味では最近のアニメで一番ニコ動で盛り上がった「けいおん!」のようにそういった2次展開が可能な作品が多くのファンを獲得しやすい傾向があるのかも)

CAは映像がある分VisualArt's/Key組曲よりハルカニの方がもちろん多彩でした。
流星みたいな弾幕系のCAはニコ生ならではの演出方法なんですね。
この手法が普段どれほど使われているか知らないんですが(ハルカニ、VisualArt's/Key組曲以外で見たことが無い)。

HaRuKarnival’10
HaRuKarnival’10
HaRuKarnival’10
HaRuKarnival’10

ハルカニの同時視聴者数は動画の再生数からすると1000人いない感じだったんですが、こういった放送のされ方をしているというのは一度体感してみないと分からないと思うので、楽しみ方の説明的な動画があったらいいのではないかなと思う次第です。
まあ、そのための3週開催だとは理解していますが。

HaRuKarnival’10

空気読み過ぎなみなさんからは2回目のアンコールは無かったけども、After HaRuKarnival’10もきてました。



とにかくみなさんGJでした。

HaRuKarnival’10

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| ニコマス | 00:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
アイマスってこんなゲームなんじゃない?
私はヘビーなアイドルマスターの経験が無いため、”それは違う”とご指摘をいただくかもしれません。
そういった理由で、アイマス2に関して話題になり始めた昨年12月初めに書いたものの公開を保留していたこの記事を、これを機会に一部のみ投稿します。

この記事は自分はこう思ったということなので事実関係の相違をご指摘いただくかもしれませんが、そうなった場合でも今回はそのままにしておこうかなと思いますよ。
(どうにも自信が無いのでアイドルマスター1.5という企画の時でも公開しなかったのですが)




アイドルマスターがリアルなところは、これまでのアイドルゲーム、またはアイドルアニメっていうのは、アイドルを目指す女の子が最終的にトップスターになるっていうストーリーに沿って、女の子もどこにでもいる普通の女の子から、アイドルとしての資質を備えた女の子に変身するっていう、まったくもって当然の流れを無視したところじゃなかろうか。

アイドルマスターの女の子たちは、アイドル候補生からトップアイドルを目指すんだけど、決して本質的なところでは自分らしさを変えようとしない。
普通であったらトップアイドルになるために、自分を変えて、成長して、となるところが、彼女たちは自分を変えることをかたくななほどに拒否する。

もちろん、他の作品でも、女の子は悩み、挫折を経験し、普通の子であろうとするのだけど、やっぱりそこはストーリーのプロットの上で、つまり最終的にトップアイドルになるための通過点として存在するものであるのに対して、アイドルマスターの女の子たちにはそういったパスがなぜか適用されず、そのままの自分でトップアイドルを目指していくことになる。
(例えばあずささんなら、おっとりしているところを”克服”して、何でも完璧にできるようになる、という、普通ならあり得ないがアイドルゲームやアニメなら当然のように存在する成長ストーリーが無い/しかしXBOX360移植に当たって追加された美希には覚醒というゲーム的な要素が与えられたのは興味深い)

ある意味無茶だ。

でもそれが結果的には、アイドルを目指す女の子がみんなスーパーアイドルになれるわけではないというリアリティを体験させることで、ただのプレイヤーを無意識の内にプロデューサーに仕立てていったのではないか。


まあ、アイマスのアイドルたちは全然プロデューサーの言うことを聞かないだとか、アイドルになろうとする意志が弱すぎるとかっていう話は、すでに書かれていたような気がする。

ただ、アイドルマスターはアイドル育成シミュレーションであって、普段あまり指摘されないことですが、プレイヤーがそんな女の子たちをトップアイドルに育て上げるような名プロデューサーになっていくという物語なので、その設定はゲームの目的に合っているのです。

だからこそ、アイドルマスターにはトップアイドルになるというエンディングや、女の子と恋仲になるというストーリーがはっきりとは用意されず、プレイヤーはいつも不完全な状態で終わりを迎えさせられ、また1からプロデュース活動を余儀なくされるわけ。

でもそこに待っているのは同じことの繰り返しではなく、成長したプロデューサー(プレイヤー自身)と自分が来るのを待っているアイドル候補生の女の子が新たな関係を築いていく物語、というわけです。(そう、アイマスの本質は高木社長の言葉を真に受けてトップアイドルのプロデュースに邁進することではなく、アイドル候補生との関係を築いていく過程を楽しむことだ)


堀井雄二さんはプレイヤーを能動的にさせるには分かりやすい目的を与えるのが解決策なんだとおっしゃっていたそうですが、アイドルマスターは逆にあえて不完全であいまいなシチュエーションを与えてゲームの中だけでは物語が成立しないようにしておいて、プレイヤー自身の行動を伴って初めて完結するように仕向けるという、別の次元でプレイヤーを能動的にさせる要素を持っていたということではないでしょうか。

その行動の一環がニコマスなんだろうなと。

4Gamer.net ― 「ゲームとは問いかけるメディア」――「天外魔境」や「俺屍」の桝田省治氏に“ゲームとはなにか”を聞いてみた 4Gamer.net ― 「ゲームとは問いかけるメディア」――「天外魔境」や「俺屍」の桝田省治氏に“ゲームとはなにか”を聞いてみた

こちらの記事は書き終わった後に読みましたが、桝田省治氏の考え方が近いですね。


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| ニコマス | 23:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
バンナムがニコマスを権利者削除していない現実を受け入れたい
今日はTwitterの自分のアカウント@nicomasguideで見かけたコメントを取り上げてみようと思う。
なんだか自分の過去記事の紹介みたいになったけど。

【6/13 16:25 少しだけ追記しておきます。
NOだという意見に対して、YESという意見を出すことでバランスを取ろうという軽い気持ちで書いた記事なので、まあ、ご意見あればブログなどまとまった文章で自身の考えを表明していただければいいのではないかと。
見出しが刺激的すぎたかねぇ。リンク先も含めて一通り見ていただければ、そんな大上段からの話で無くて、個人的な想いを書いただけに見えませんかね。
どうでしょう。】


@nyaa(仮面P)

「ニコマスはどうせ黒なんだから」「MADはそもそも黒だから」そういう言い方を方々で聞くのです。どうなんだろうなーと。 1:09 AM Jun 11th

二次創作って、アングラになってきてやしないかと・・・。 1:12 AM Jun 11th

@tyoroP そうですよね。せめて権利者さんを怒らせるようなことにはしたくないなーと思います。 1:15 AM Jun 11th tyoroP宛



@Kombat(KombatP)

ニコマスは結局ニコマスの需要しか満たせてないんだよな。 12時 AM Jun 12th

ちょっと違うかな。制作側が自分もしくはニコマスの需要を満たすことが目的になってるから閉ループになってる気がする。 12時 AM Jun 12th



この二つのコメントって、表裏一体だと思う。


二次創作が法律違反で成り立っていると言うことについては、このブログの2008/07/16の記事で書きました。

私なりの二次創作の考え方 私なりの二次創作の考え方


それから、ニコマスが誰向けに作られているの?っていうことに関しては、2008/06/18の記事で書きました。

ニコマスの団結力 ニコマスの団結力


で、まとめが2008/09/17に書いたこの記事。

ニコマスっていう狭い世界のお話 ニコマスっていう狭い世界のお話


以後2年近く経って、その間ニコマス他の色んな考えに触れた今でも、この考えは変わっていません。

記事のタイトル通り、アイドルマスターという作品を通じてファンがファン同士楽しんでいて、権利者もしっかりウォッチしている上でダメだししていない状況で、”黒だ”・”違法だ”って茶々入れて、反論めいた事を言えば”開き直りだ”って、余計なお世話じゃないの?

ネットだからそういうことをニコマス動画でコメントしても平気なんだろうけど、実際はアイマスオンリー同人イベントで個々のサークルに言って回ってるのと同じ、空気を読めてないどころかはたから見て完全におかしな行動じゃあないだろうか。

だから、私個人はそういうおかしな行動をしている人の意見はどうでもいいかなって。


まあ、それが正しい態度なのか、開き直りなのか。

しかし、改めて書くけども、現実は表題の通りだから。

そのあたり、傍観者ではなく当事者の行動を尊重してはどうか。



元々CGM(コンシューマー・ジェネレーテッド・メディア)ってそういう、共感できる人たちが集まって、そのグループだけで盛り上がるものだし、それを超えて一般の人たちが入り込むようになったら、それはもう違う何かになるね。
【6/13 22:40追記 CGMの解釈が本末転倒という指摘について。
その通りですね。CGMは従来内向きで終わっていた盛り上がりを外に広めようという概念かもです。
この部分でCGMという言葉を使うのは誤用でした】



”アイマスを知らない人におけるニコマス”とは何なのか。


私はどうだったかと言えば、ニコニコ動画からアイマスに入ったクチ。
そのあたりについては2010/04/11の記事で書きました。

今週のニコマスまとめ〜4月第2週+私の「はじめてのアイマス動画」 コメントで見るニコマス動画 | 今週のニコマスまとめ〜4月第2週+私の「はじめてのアイマス動画」


結局アイマスPにおけるニコマスは、ゲームの延長なのかと思っています。
その事については2009/12/03に書いて、2010/06/17に投稿した以下の記事で。

アイマスってこんなゲームなんじゃない? アイマスってこんなゲームなんじゃない?

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| ニコマス | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
ニコニコ動画だったからこそニコマス(アイマス動画論)
この記事の元の文章は削除しました。すみません。
主題の部分を説明するに当たっての付け足しが余計だったみたいなので。

1/27追記
落ち着いて書ける時間が取れるまでこのページはさよなら絶望プロデューサーを宣伝するページになることに決まった。
非難訓練です。・・・いや、放置しといて自ら火に油を注ぐ必要は無いので一先ず撤回したまでですが。



■書いてあったこと・書きたかった事・書くつもりだった事ダイジェスト(随時追加)

2/10追記
・ニコ動発のジャンルに運営が取っている方針から考えて、今後ニコ動発で何かが生まれるということは無い。そういう意味で今後は一般化。何かがブームになるといことが無くなった。そんなこれからのニコニコ動画。

・ニコニコ動画のコメント表示機能は、ニコ生のそれよりも仮想現実のエアタグに近いもの。単に動画上をコメントが流れていくという機能的な部分よりも、これまで視覚化されていなかったものが視覚化され時間を超えて共有される意味の方が大きい。

・東方projectは同人文化、ボーカロイドはDTM文化。アイマスはMAD文化。御三家の中でMAD文化が動画共有サイトとは一番親和性が高い。

・アイマスはアーケードが原作という点で、いわゆるギャルゲーとは全く異なる作り方がされている。アーケードゲームにエンディングは不要。また、ストーリーが中心にもなり得ない。つまりアイドルと自分(プレーヤー)の物語はプレーヤー自身が補完する必要がある。そこに二次創作が活発になる根本的な要因があったのではないか?

・アイマスのキャラクターはアイドルです。だからそれぞれの二次創作作品で設定が違っても、その作品の中での役として受け入れ可能。これは他の作品には無い二次創作向きの特徴。そういう特性からアイマス二次創作は拡大したのでは?

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| ニコマス | 22:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
アイマスと東方・ボカロの違いについて(2)東方だけが外様だった
相変わらず世界の新着動画を見ていて、新たな知見が得られたので続きです。
その1はこちら。

コメントで見るニコマス動画 | アイマスと東方・ボカロの違いについて思ったこと コメントで見るニコマス動画 | アイマスと東方・ボカロの違いについて思ったこと


その前に、年明け頃から殿堂入りの世界の新着動画はだいぶコメントの雰囲気が悪い状態で。
前回の記事では他のカテゴリと比べて雰囲気いいんじゃないかと書いたんですが、どうもそんなことはなかったみたいで。
とは言え今は殿堂入り以外の世界の新着動画を一切見ていないので良く分かっていないんですが。


コメントの雰囲気が悪くなるのは大体新規登録者が急増すると思われる時期(児童・生徒・学生が長期休暇に入る時期)に重なるわけですが。
3月下旬〜5月初め、7月中旬、年末年始と、毎回おかしなコメントが見られますね。
もちろんそういうことをしているのは、その中の極一部でしょう。


殿堂入りの世界の新着動画では、自分が良く見ているカテゴリであっても、その全てを把握しているわけじゃないんだから、間違った事を書いてもしょうがない、というコメントがあって、私は軽くショックを受けましたよ。ええ。

私はそういう態度はいけないと思うし、アイマスの全容を把握できるように頑張ってます。まだ道半ばだけど。

公式生放送を見ててもそう。
コメント閲覧モニターは原則アリーナ0〜500番までのコメントしか表示されてないっていうのが分かって無いコメントがうっとおしくて仕方が無い。

知らなきゃ間違った認識でコメントしても許されるのか。
もちろん程度の問題。本当に知らなくて疑問に思ったならそれでいい。
でも過度な主張は、その他の人にとっては迷惑行為でしかないから。


ニコニコ動画のどこが特別かっていうと、動画にコメントが付けられる点なんです。
いや、それは実際には他の動画サイトでも大きくは違わない。

YouTubeやライブの実況と何が違うかっていうと、ニコニコ動画のコメントはUP主と見てる人・または見ている人同士のコミュニケーションのためのコメントが主なんです。
個人的感想は、副なんです。

なんでそうなったかって言うと、ニコニコ動画の場合だけは動画上にコメントが表示されるっていう、動画視聴としては有り得ない設計になっているから。

だからこそコメントする人はコメントが見られる事を意識してコメントするし、そのためにコメント自身がコンテンツになっていったわけです。


しかし、他の動画サイトから来た人、つまり動画を視聴するのが目的の人は、コメント機能は自分の意見を表明するためにあると思っているので、他のサイトと同じつもりで書くと見た人が気分を悪くするコメントになりがちです。

そして一般化はその傾向を強めますね。
つまり、運営がやっている一般化は、ニコニコ動画からニコニコ動画らしさを奪うことです。
ニコニコらしさが無くなったら、あえてニコニコ動画を使う理由は無いです。
ただ仕方なくか、他のサイトよりはマシだから使うという消極的な理由になるでしょう。

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■東方は同人文化

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| ニコマス | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
人気ジャンルであることやデータの弊害
先日しれっとニコマスの投稿件数データを出したわけなんですけどもね。
こういうサイトを運営していれば、当然データは持っている訳で、今まででも出せないわけじゃなかったんです。

いわゆるデータマスター系と言われるデータ紹介をしている方を、見かけないのか自分がチェックできていないだけなのか分かりませんが、最近あまり見ないのですけども、私はデータ自体には興味が無くて、あのデータを見たのは自分も初めてだったわけです。

自分がデータを出したのは話の流れで必要になって、それを補足するために使ったわけで、データありきで書いた文章では無かったということです。


私の大学の専攻は情報工学系だったんですが、工学実験っていう実習がありまして、そこでデータを取ってレポートを書くということをするわけですが、学問的にはデータというのはあくまで仮定を検証するためのものなんですよね。
ある目的の元、その目的を達するために必要な条件を揃えてデータを集めることによって、仮定が正しいのかどうかが分かるという。

別にデータを仮定に近づけるために条件を変えてもいいんです。
それがそのままその仮定が成り立つ条件になりますから。
だから結果を示す時はデータと同時にデータの作成条件が説明されていなければいけないわけです。
データの捏造や、根拠のないデータの取捨選択はしてはいけないですけどもね。

ですから、データありきで結論を導き出すというのは、データの使い方としてはおかしいんですね。
ニコ割アンケートであったり、インターネットで発表される調査であったり、データと結論に納得できないという経験は皆さんされていると思いますけども。

アンケート調査にはスキルが必要です - 社会学者の研究メモ アンケート調査にはスキルが必要です - 社会学者の研究メモ
このブログとかけ離れた内容なんで詳しくはこちらあたりから広げていただくとして。



私が今作っているシステムというのは、根本的に言えば、あらゆる数字の呪縛から作品を解き放ちたいというのが目的で、2008年4月に着手して、今ようやく成果が出始めたところなんですね。

数字を大切にしている人は、初動工作でも宣伝でも釣りでも媚びでもすれば、それがダイレクトに跳ね返ってきますから、そうするのが効果的な方法なんですけども。
でも、テレビ番組のプロデューサーが視聴率を気にするみたいに、数字を気にして作品を作るというのは、手段と目的が逆になってるんじゃないかと思うわけです。


ずっと前にこのブログで書いたんですが(関係する記事は←”ニコマス”カテゴリーで読めます)、そもそもアイドルマスターを題材として選択するということ自体が、これは西村博之氏と同意見になりますが、萌えという一般には敬遠されるジャンルを選ぶというリスクを持っている。
それでもアイマスなんだ、という選択が、ある程度数字が取れないことを承知の上で、それでも自分が作りたいのはアイマスなんだ、ということで作っていると思うわけなんですけれども。

でもそのことを書いた後から、アイドルマスターはニコニコ動画の人気ジャンルで、ある程度数字が見込めると。アイマスを選ぶのはリスクを取っているんではなく、むしろ最低でもある程度の数字が見込めるという保険なんだと。
そう変わってしまったのかもしれません。


自分自身が作品を選ぶ基準っていうのは、大勢の人が見た作品ではなくて、自分に合う作品じゃないのかと。
それを実現するための手段として、コメント解析を私は選択したということです。

別の表現をすると、ニコニコ動画のデータがあって、じゃあこういうサービスが作れるよね、ではなく、こうしたいという目的があってそのために使えるデータを探した結果ということです。



去年の年末は、なるべく数字を前面に出さない形で年間カタログ動画を作ってみたわけですが、あまり結果が芳しくなかったということで今年はどうするか決めかねていました。
でも、nicom@s PV searchで(間接的に)いただいたコメントに勇気付けられて、今年も作ることにしました。

タイトルもレギュレーションも変更になりますが、ニコマスブロガーのコメントは今年も付けたいと思っていますので、転載して構わないという方がいらっしゃったら、この記事にコメントいただければと思います。
12月の中旬には「【ニコニコミュニティ】ニコマス紹介系ブロガー集会所。」でパイロット版動画を載せて、そこでコメントをいただく形にする予定です。
※受付は終了しました。12月26日夜から4夜連続公開予定です。

私が一番頼りにしているのはブロガーのコメントで、作品内容を知るのにそれが一番良い方法だと思っています。
ただ、現状ブログの検索性が悪いのが残念ですね。

ブログの場合どの部分がどの動画へのコメントなのかの識別が困難というのがあって、システム化できずにいます。というか自動化はたぶん無理。

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| ニコマス | 18:19 | comments(0) | trackbacks(0) |